西千葉教会 日本キリスト教団 西千葉教会


◇聖書の言葉 ]Y

2月の聖句

1月

文:滝瀬 一 副牧師

「十二人は出かけて行き、村から村へと巡り歩きながら、至るところで福音を告げ知らせ、病気をいやした」

    ルカによる福音書第9章6節

 イエス・キリストが「十二人」の最初の弟子たちをお側に呼び集めて、この世への聖書の神の「福音」を宣教させ、また悩みある者に対する奉仕、つまり癒さなければならない人のところで癒しのために祈りをさせるために、彼らを派遣された物語が、ここにあります。この時に、弟子たちにその宣教の力、癒しの力があったからではなくて、ただ偏に、ご自身のお力を彼らに授けて、キリストはそのようになさいました。それでここには、キリスト教会の毎日の働きの原型があると思います。
 ところで、聖書の言葉に臨む時に気づかされることは、聖書がわたしにこのように触れてきている、語りかけてきているのに、そうでないかのように、わたしがそれを聞き読むことはできない、ということです。聖書の言葉は他人事にできないのです。歴史的な事実としては、今からもう2000年近く前に、わたしたちの暮らすこの日本から遙か遠く離れたイスラエルの地で、時間も空間もそのように隔たっていて起こされた、聖書の神の救いのお働き。しかしそれがこうして、その時間も空間も、環境も文化も貫き越えて、このわたしたちにまで届いています。それこそその確固たる事実として、教会がこの国にも立てられています。わたしたちにもあるこの神の実に具体的な働きかけをわたしたちが皆、その不思議さを思いながら、感謝をもって受け取り、信頼することができたらと願ってやみません。とりわけ教会とそのクリスチャンは、例えばこの物語に語られていることを、自分自身のこととして今に読み直し、自分もそこに真実に生きることができるように、日々祈り求めています。
 「十二人」の働きは力あるものでした。そこに、正にキリストご自身の存在を知らしめるものがありました。それはキリストの毎日のお働きであり、そのご生涯のすべてであったからです。そのキリストにご自身のお力を委ねられ努めた「十二人」の働き。言い換えればそれは、自分たちと一緒に生きている人々の、一人でも多くが、神が生きて働いてくださっていることに早く気づいてほしいと一心に願って生きる生活です。神に全幅の信頼を置き、キリストを真似て生きて、共に生きる隣り人の、そのすべての人のために、神のお働きと、父なる神の祝福があることを願い、自分もそこに用いられることを願って生きることです。キリストが今日も委ねておられるそのお力が、教会をその生活へと実際に押し出します。教会もクリスチャンも、命から丸ごと真剣に、そこに生きようと志す。この生活が、教会とそのクリスチャンの生涯の喜びです。そしてその教会は、わたしたちの国、この日本にも、確かに立てられているのです。

in Christ.

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