西千葉教会 日本キリスト教団 西千葉教会


◇聖書の言葉◇

3月の聖句

「聖書の言葉」リストへ

文:藤野雄大伝道師

  「そのとき、イエスは言われた。『父よ、彼らをお赦しください。自分が何をしているのか知らないのです。』」     

(ルカによる福音書23章34節)

「おじさん(女性であればおばさん)」
 ホームページをご覧の皆様は、このように呼ばれた経験があるでしょうか。つい先日のことです。わたしは、見ず知らずの子どもから、はじめてそう呼ばれました。「これまでは、お兄さんであったのに、30歳を直前にして、わたしも、ついにおじさんと呼ばれるようになったのか。」大変感慨深いものがありました。
 何はともあれ、子どもの間違いを正すのは、大人の責任です。たしかに「30歳は、もう立派なおじさんではないのか。子どもの言うことの方が正しいのではないか。」と思わないでもありません。しかし、たとえ自分で認めていることでも、他人から言われるのは承服しがたいものです。
 そこで、教育への崇高な使命感に駆られて、わたしは、「おじさんではなく、お兄さんだよ」と、その子どもを諭しました。すると、自分の過ちに気づくどころか、その子どもは、一層愉快そうに「おじさん、おじさん」と連呼しだしたのです。まるで、幼い日の自分自身を見ているようです。日本の未来は暗い。このままでは、この子どもは、わたしの様な大人になってしまうことでしょう。主の導きがありますように。
 この時、わたしはしみじみと、人間の罪深さを実感しました。このように幼い子どもでも、罪や過ちを犯します。私は、主イエスが十字架に架かられた時に祈られた、「父よ、彼らをお赦しください。自分が何をしているのか知らないのです。」という心境になりました。
 主イエスは、多くの人に、ののしられ、あざけられながら、十字架にかかられました。人間の犯した罪を贖うためであったのに、人間は、そのことに気づきませんでした。そして、神の御子を十字架につけて殺してしまったのです。誰も、神の御心を理解できなかったのでした。そして、その中には、他ならぬ私自身も含まれています。
 主イエスを前にする時、わたしたちもまた聞き分けの無い子ども同然だと思わされます。わが身を振り返ってみる時、主の御心に背き、主の愛を拒み、自分中心の行動をしていることに反省させられます。それが、主イエスをどんなに悲しませていることでしょうか。しかし、主イエスは、そのような自分勝手なわたしたちの罪の赦しを祈り、またそのために十字架にかかってくださいました。さらに、わたしたちに永遠の命を約束するために、死者の中から復活なさいました。
 この主の御復活を記念するのが、イースター(復活節)です。この日、主イエスは、死に勝利され、父なる神から栄光をお受けになりました。さらに、わたしたちに新しい生命に生きる希望を示してくださいました。主イエスは、反抗を繰り返す子どものようなわたしたちを温かく見守り、いつの日か、立ち返るように、いつも祈っていてくださいます。その主イエスの祈りに支えられて、人間は新しい者へと変えられていきます。
 今年は、3月31日が、イースターになっています。主の愛を覚えて、新鮮な気持ちで、イースターを迎えたいものです。

in Christ.

TOP
mail:nishichiba@church.jp
Copyright (c) NISHICHIBA CHURCH. All Rights Reserved.