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■リテラ工法による施工実績例

工事場所    福岡県築上郡椎田町大字岩丸尾根地内
工事名      岩丸尾根開設工事(平成11年度)
工期       平成11年10月26日から
          平成12年  3月27日まで
全長       L=461.7m
幅員        W=4.0m
改良巾       W=4.0m
改良厚       t=0.5m
掘削残土    929.5m3
攪拌数量    1,041m3
 

 ◆リテラPZ200による改良土施工断面図

 ◆リテラPZ200による施工状況写真
 

本ページは、椎田町建設課発注の岩丸尾根林道開設工事のうち、
路床工部のセメント安定処理工法についての工法検討並びに施工要領についての記載を
行っております。

 ・リテラ工法採用理由
  工法の選択については、置き換え工法、リテラ工法の両工法の経済比較や両工法の
  良否を検討したうえで安価であり現場条件にあった工法を次の条件をもとに比較・検討した。

 1.現場施工条件からの検討
   本工事は全長461.17m、有効幅員4.0mの林道開設工事でありその路体は、
   有機質土、粘土層により構成されている為、直接ダンプトラックによる運搬は困難である。

   @置き換え工法の場合、始点よりズリ石投入が可能であり、仕上がった路床に直接
     ダンプトラック搬入が可能ではあるが、場内に方向転換ヤードが確保できない為、
     ダンプトラック1台当りの施工処理時間は20分〜30分間は必要であると考えられる。
     そこで1日当りの施工数量は約60mとなる。
    
   Aリテラ工法の場合、改良機の設置現場が場内中央であり改良土の運搬は接地圧の低い
     特操車で行う為、終点からの施工が可能である。
     捨て逃げの形式をとる為、1日当りの施工数量はリテラの生産量に比例し400m3前後となり
     施工全長は230mとなる。
 
   B置き換え工法の場合、路床部掘削残土は捨て場処理するが、リテラ工法の場合は改良し、
     元に戻す為、発生残土抑制につながる。
 
 2.作業工程からの検討
   本工事は冬期の施工である為、天候不順により実施作業工程が設定困難であることと
   土量操作(路床掘削)のトラフィカビリティに難点がある。

   @置き換え工法の場合、雨天等を考慮し最短でも8日〜10日は必要とし安全確定日数に
     至っては15日〜18日必要であると考えられる。
    
   Aリテラ工法の場合、自然環境に左右されず、実作業のみの為、2日〜3日で完了する。
      
 3.コストからの検討

 ◆購入土(ズリ石)単価とリテラ改良工法の単価比較表
 

 以上の様な検討を行った結果、

 @コストの抑制
 A作業工程の短縮
 B現場の施工性

 と判断し監督員と協議検討を重ね、リテラ土質改良機によるセメント安定処理工法
 で実際の施工を行った。

  ◆実施練り計画フロー
 

 ・施工結果報告

 
  ◆室内配合試験報告書